くらしの答え

停電時間別・冷蔵庫の食材の安全目安

冷蔵室

扉を開けなければ、庫内温度はほぼ保たれるとされています。通常通り食材を使用して問題ありません。

冷凍室

扉を開けなければ、ほぼ影響はないとされています。

この結果について

停電が起きたとき、冷蔵庫や冷凍庫の温度がどのくらい保たれるかは、庫内の食品量、扉の開閉回数、外気温によって大きく変わります。一般的な目安として、扉を開けなければ、停電から2時間未満であれば冷蔵庫・冷凍庫ともに庫内温度はほぼ保たれるとされています。

停電が2〜4時間程度続くと、冷蔵室の温度がやや上昇し始めるため、生肉・魚・乳製品など傷みやすい食材から早めに使い切ることが望まれます。冷凍庫は、庫内が満杯であればこの程度の時間ではまだ大きな影響は出にくいとされています。4〜6時間程度になると冷蔵室の温度上昇がさらに進み、生ものは加熱調理するか早めの廃棄を検討する段階になります。冷凍庫も半分程度の量であれば溶け始める食材が出てくる可能性があり、保冷剤やドライアイスの活用が有効とされています。

6時間以上の停電になると、冷蔵室では傷みが進んでいる可能性が高くなります。見た目やにおいに異常がなくても、生ものは廃棄を検討することが推奨されます。冷凍庫についても、完全に溶けてしまった食品、特に肉・魚・乳製品は食中毒のリスクが高まるため、無理に食べず処分することが望ましいとされています。

停電が長引きそうな場合は、保冷剤やドライアイス、あらかじめ凍らせたペットボトルなどを冷凍庫に入れておくことで保冷時間を延ばすことができます。また、庫内の食品をまとめて配置し、開閉のたびに必要な物をまとめて取り出すようにすることで、温度上昇を最小限に抑えられます。ドライアイスを扱う際は素手で触れず軍手などを使用し、換気の悪い狭い空間での使用は避けてください。食品の安全性は温度だけでなく経過時間も関係するため、少しでも判断に迷う食品は無理に食べず処分を検討し、体調に異変を感じた場合は速やかに医療機関を受診してください。

冷凍庫の項目で「庫内が満杯かどうか」によって影響の出方が大きく変わるとされているのには理由があります。凍った食品は溶けきるまでの間、周囲の温度上昇を吸収し続ける性質を持っており、いわば大きな保冷剤の役割を果たします。庫内にぎっしり食品が詰まっているほど、この蓄冷の総量が大きくなるため、同じ停電時間でも庫内全体の温度が上がりにくくなります。反対に庫内の食品が半分程度しかなく隙間に空気が多い状態だと、空気は食品に比べて温度を保つ力が小さいため、同じ2〜4時間や4〜6時間という停電時間でも温度が上がりやすくなります。つまり、普段から冷凍庫を隙間なく食品や保冷剤で満たしておくこと自体が、停電時に食材を守るための備えの一つになるということです。逆に冷蔵室は、隙間なく詰め込みすぎると冷気の通り道がふさがれて庫内全体が均一に冷えにくくなるとされており、平常時は適度な余裕を持たせる方が効率よく冷えます。冷蔵室と冷凍庫では「詰め方」の考え方が逆になる点も、あわせて覚えておくと役立ちます。

医学的な診断・効果を保証するものではありません。

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よくある質問

Q. 停電中に冷蔵庫を開けても大丈夫ですか?

A. 開閉のたびに庫内の冷気が逃げてしまうため、停電中はできるだけ扉の開閉を減らすことが推奨されています。開ける際は必要な物をまとめて取り出し、すぐに閉めるようにしましょう。

Q. 溶けてしまった冷凍食品は食べられますか?

A. 完全に溶けて常温に近い温度になった食品、特に肉・魚・乳製品などは食中毒のリスクが高まります。見た目やにおいに異常がなくても、安全のため無理に食べず処分することが推奨されています。少しでも判断に迷う場合は口にしないでください。

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