冷蔵庫の適正温度と整理術
各室の適正温度の目安
- 冷蔵室: 2〜5℃
- チルド室: 0℃前後
- 野菜室: 3〜8℃
- 冷凍室: -18℃前後
整理のコツ
- 収納量は7割程度を目安にし、冷気の通り道を確保する
- ドアポケットは調味料など取り出す頻度が高いものを配置する
- 奥に入れたものが分かるよう、手前と奥で古いもの・新しいものを分ける
- 肉・魚はチルド室、乾燥を嫌う葉物野菜は野菜室に収納する
この結果について
冷蔵庫は一つの箱の中に、実は性質の異なる複数の部屋が同居しています。冷蔵室(2〜5℃)は野菜以外の一般的な食品向け、チルド室(0℃前後)は肉・魚など凍らせたくないが低温を保ちたい食品向け、野菜室(3〜8℃)はやや高めの温度と湿度で野菜の乾燥を防ぐように設計されており、冷凍室(-18℃前後)は食品を凍った状態で長期保存するための温度です。どこに何をしまうかを意識するだけで、食品の鮮度が長持ちしやすくなります。
よくある失敗が、セール品などをまとめ買いして冷蔵室に詰め込みすぎてしまうことです。庫内がぎっしり埋まると冷気の通り道がふさがれ、奥まで冷気が届かず温度ムラが生じやすくなります。これは食材の傷みを早めるだけでなく、庫内を冷やそうとしてコンプレッサーが余計に稼働するため、電気代の増加にもつながるとされています。収納量は7割程度を目安に、冷気の吹き出し口の前に物を置きすぎないようにするのがコツです。
ここで意外と誤解されやすいのが、冷凍室の詰め方です。冷蔵室は7割程度に抑えるのが基本ですが、冷凍室はむしろ隙間なくぎっしり詰めたほうが効率よく冷える、と一般的に言われています。凍った食品同士がお互いの保冷剤のような役割を果たし、庫内全体の温度が下がりにくくなるのを防いでくれるためです。逆に冷凍室にすき間が多いと、扉を開けたときに外の暖かい空気が入り込みやすく、その空気を冷やすためにコンプレッサーの稼働時間が延びて電気代がかさむ場合もあるとされています。庫内にすき間ができるときは、凍らせた保冷剤や水を入れたペットボトルを詰め物代わりに入れておくと、無駄なスペースを減らせます。
ドアポケットは開閉のたびに温度変化を受けやすいため、傷みにくい調味料など使用頻度の高いものの定位置にするのがおすすめです。冷蔵庫の中でもっとも温度が変動しやすい場所であるため、卵や牛乳のように賞味期限が短く低温安定が望ましい食品は、ドアポケットよりも庫内の棚に置いたほうが適しているとされています。また季節に応じて設定温度(強・中・弱)を調整することも節電につながり、周囲の気温が下がる冬場は「中」や「弱」に切り替えることで、無駄な冷却を減らせるとされています。
収納の際は、奥から手前に向かって古いものから並べる「先入れ先出し」を意識すると、賞味期限が近いものから自然に消費でき、奥で気づかないうちに傷んでしまう食材を減らせます。新しく買ったものはあえて奥や下段に置き、手前や上段には期限が近いものを移動させるだけの簡単なルールですが、続けるだけで食品ロスの削減にもつながります。
※ 実際の相場は地域や関係性の深さにより異なります。
詳しくは免責事項をご覧ください。
よくある質問
Q. 冷蔵庫を詰め込みすぎるとどうなりますか?
A. 冷気の循環が悪くなり、庫内が均一に冷えにくくなるとされています。食材の傷みや電気代の増加にもつながるため、7割程度の収納量を目安にするのがよいとされています。
Q. 季節によって設定温度を変える必要はありますか?
A. 多くの冷蔵庫には「強・中・弱」などの設定があり、夏場は「強」、冬場は「中」や「弱」に調整することで、無駄な電力消費を抑えられるとされています。