ネット回線速度の目安(用途別)
| 用途 | 必要速度の目安 |
|---|---|
| Web閲覧・メール | 1〜5Mbps程度 |
| 動画視聴(標準画質) | 3〜5Mbps程度 |
| 動画視聴(HD画質) | 5〜10Mbps程度 |
| 動画視聴(4K画質) | 25Mbps以上 |
| ビデオ会議・テレワーク | 10〜25Mbps程度(上り速度も重要) |
| オンラインゲーム | 10〜30Mbps程度(速度に加えてping値の低さも重要) |
| 複数人・複数端末での同時利用 | 上記の合計+余裕を持った速度が必要 |
この結果について
回線速度の目安を考えるときは、「下り(ダウンロード)」だけでなく「上り(アップロード)」の速度にも目を向けることが大切です。動画視聴やWeb閲覧はほぼ下り速度だけで決まりますが、ビデオ会議やオンラインゲーム、クラウドへのファイルアップロードなどは上り速度も使うため、下りが速くても上りが遅いと通話が固まったり画面共有が乱れたりすることがあります。契約時にプランの下り・上りそれぞれの速度を確認しておくと安心です。
同じ回線速度でも、Wi-Fiの接続状況によって体感速度は大きく変わります。ルーターから離れた部屋や壁を挟んだ場所では電波が弱くなりやすく、電子レンジやBluetooth機器と同じ2.4GHz帯を使っていると干渉で速度が落ちることもあります。オンラインゲームやビデオ会議など安定性が求められる用途では、可能であればLANケーブルで有線接続する、ルーターを部屋の中央寄りに設置するといった工夫が効果的です。
また、マンションなどの集合住宅では、建物内の配線方式(VDSL方式か光配線方式かなど)によって、同じ「光回線」という契約でも実際に出る速度が大きく異なることがあります。契約前にどの方式が使われているか確認しておくと、想定していた速度が出ないというミスマッチを防ぎやすくなります。家族で複数の端末を同時に使う場合は、それぞれの用途に必要な速度を合計した、余裕のある回線速度を確保しておくとよいでしょう。
夜間や休日に決まって速度が落ちる現象の背景には、古くからある「PPPoE」という接続方式の仕組みが関係していることがあります。PPPoE接続では、利用者の通信がプロバイダ内にある特定の中継設備(網終端装置)を必ず経由する必要があり、利用者が集中する時間帯にはこの中継設備自体がボトルネックとなって、契約プラン上は高速でも実際の速度が大きく落ち込みやすくなります。近年主流になりつつある「IPv6 IPoE」という接続方式は、この混雑しやすい中継設備を経由しない仕組みになっているため、従来のPPPoE方式に比べて夜間の速度低下が起きにくいとされています。IPv6 IPoEに対応したサービスは、プロバイダによって「v6プラス」「IPv6高速ハイブリッド」「OCNバーチャルコネクト」など異なる名称で提供されていることが多く、契約中のプロバイダのサービス名を確認したり、対応した無線LANルーターを別途用意したりする必要がある場合があります。すでに対応ルーターを使っているのに速度が改善しない場合は、ルーターの管理画面でIPv6 IPoEの接続方式が実際に有効になっているかを確認するとよいでしょう。
※ 実際の状況は環境や条件により異なる場合があります。
詳しくは免責事項をご覧ください。
よくある質問
Q. 契約プランの最大速度が出れば十分ですか?
A. 実際の速度は、回線の混雑状況や利用時間帯、機器の性能、Wi-Fiの電波状況などによって最大速度より低くなることが一般的です。契約プランの最大値ではなく、実測値の目安で考えることが大切です。
Q. 自宅の回線速度はどうやって測れますか?
A. 無料の速度測定サイトやアプリを使うことで、現在の下り・上り速度やping値(応答速度)を測定できます。オンラインゲームなど遅延に敏感な用途では、ping値も重要な指標になります。