場所別・カビ対策ガイド
予防のポイント
入浴後は換気扇を回し、壁や床の水滴を軽く拭き取る
発生してしまったときの対処
発生したカビには塩素系カビ取り剤を使用(酸性洗剤との併用は厳禁)
この結果について
6月から7月にかけての梅雨の時期は、1年でもっともカビが繁殖しやすい季節です。気温が上がり始めるタイミングと湿度の高い日が続く時期が重なるため、換気や掃除の習慣を少し見直すだけで、カビの発生をぐっと抑えられます。
カビは湿度・温度・栄養(ホコリ、皮脂、石けんカスなど)の3条件がそろうと発生しやすくなり、特に湿度70%以上、気温20〜30℃の環境で繁殖が進みやすいとされています。この条件は梅雨から夏にかけて家の中の多くの場所で揃いやすいため、浴室やキッチンだけでなく、エアコン内部や洗濯機、クローゼットなど見落としがちな場所にも注意が必要です。
見落とされがちなのがエアコン内部と洗濯槽です。エアコンは使用後に送風運転を行い内部を乾燥させることでカビの発生を抑えられますが、いったん内部に黒カビが繁殖すると市販のスプレーだけでは対処しきれないことも多く、クリーニング業者に依頼するのが確実です。洗濯機も、ふたを閉めたまま放置すると槽内に湿気がこもりやすいため、使用後はふたを開けて乾燥させ、1〜2ヶ月に1回は洗濯槽クリーナーで槽内の汚れを落とす習慣をつけましょう。
冷蔵庫のパッキンの黒ずみは、薄めた塩素系漂白剤を含ませた布で拭き取ると効果的ですが、素材によっては変色することがあるため、目立たない部分で試してから行ってください。また、塩素系と酸性の洗剤を同時に使うと有毒ガスが発生し大変危険なため、絶対に併用しないでください。
窓やサッシも結露によってカビが発生しやすい場所です。冷え込んだ朝などにできる結露をこまめに拭き取り、換気で室内の湿度を下げることが基本の予防策になります。溝にたまった汚れはブラシで取り除き、カビが生えてしまった部分はアルコールや専用洗剤で拭き取りましょう。クローゼットや押し入れも、除湿剤を置く、衣類を詰め込みすぎず通気性を確保する、定期的に扉を開けて換気するといった対策で、湿気がこもるのを防げます。梅雨明け後も油断せず、こまめな換気と掃除を続けることが、年間を通したカビ対策の基本です。
浴室の排水口や桶のふちにできるピンク色のぬめりは、実はカビではなく「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種であることがほとんどです。カビより増殖スピードが速く、水分と石けんカスがあれば数日で再発するため、見つけたらすぐに拭き取ることが有効な対策になります。一方、目地やパッキンにできる黒カビの正体は主にクラドスポリウムという真菌で、菌糸(根のようなもの)がシリコンパッキンやコンクリートの目地の内部まで入り込むため、表面を漂白剤で拭いても内部の菌糸が生き残り、時間が経つとまた黒ずみが浮き出てくることがあります。市販のカビ取り剤で表面の黒ずみが消えたあとも、しばらくは同じ場所を定期的にチェックし、再発の兆候があれば早めに対処すると、根が深くなる前に食い止めやすくなります。
※ 実際の状況は環境や条件により異なる場合があります。
詳しくは免責事項をご覧ください。
よくある質問
Q. カビはなぜ発生するのですか?
A. カビは湿度・温度・栄養(ホコリや皮脂など)がそろうと発生しやすくなるとされています。特に湿度が高くなる梅雨〜夏場や、換気が不十分な場所で発生しやすい傾向があります。
Q. 一度生えたカビは自分で完全に除去できますか?
A. 表面的なカビは市販のカビ取り剤などである程度対処できますが、素材の内部まで根を張ったカビは家庭での除去が難しい場合があります。広範囲・繰り返し発生する場合は専門業者への相談も検討してください。