犬猫のワクチンスケジュールの目安
生後6〜8週頃
混合ワクチン(1回目)
生後9〜11週頃
混合ワクチン(2回目)
生後12週以降
混合ワクチン(3回目、必要な場合)
生後91日以降・その後は毎年
狂犬病予防接種(法律で義務)
以降は年1回
混合ワクチンの追加接種(獣医師と相談のうえ)
この結果について
子犬・子猫は生まれてすぐは母親からもらった免疫(移行抗体)に守られていますが、これは生後数ヶ月かけて徐々に弱まっていきます。移行抗体が残っている間はワクチンの効果が出にくく、逆に消えてしまうと感染症への抵抗力が下がるため、そのタイミングを見極めて複数回に分けて接種するのが一般的です。犬では生後6〜8週頃に1回目、9〜11週頃に2回目、必要に応じて12週以降に3回目というように間隔を空けて接種します。猫は犬よりやや接種回数が少なく、生後8週頃に1回目、12週頃に2回目というスケジュールが目安です。1回だけでは十分な免疫がつかないことがあるため、動物病院から案内された次回接種日はできるだけ間隔を空けすぎないようにすることが大切です。
犬の場合、狂犬病予防接種は狂犬病予防法により、生後91日以上の犬を飼う飼い主に義務付けられている法定の予防接種です。市区町村への登録とあわせて、その後は毎年1回の接種が必要になります。混合ワクチンの追加接種についても、年1回のペースで検討されることが一般的です。
猫は完全室内飼いであっても、飼い主が外出先から病原体を持ち帰る可能性があるため、ワクチン接種が推奨されています。子犬・子猫期はワクチンが完了するまで、散歩やお外の環境との接触は獣医師のアドバイスを踏まえて慎重に進めると安心です。具体的な接種スケジュールやワクチンの種類・回数は、体質や過去の接種歴、生活環境(室内飼いか外に出るか、多頭飼いかなど)によっても変わるため、かかりつけの動物病院に相談して決めることをおすすめします。
なぜ1回ではなく複数回に分けて接種するのか、その理由は移行抗体が消えるタイミングの個体差にあります。母親からの移行抗体は早い子では生後6週前後から下がり始める一方、遅い子では生後14〜16週近くまで残ることがあるとされ、この時期は子によってばらつきが大きいことがわかっています。移行抗体が残っている間にワクチンを打っても十分な効果が得られないことがあるため、生後6〜8週・9〜11週・12週以降というように間隔を空けて複数回接種し、どのタイミングで移行抗体が切れても、その前後で確実にワクチンの効果が及ぶようにしているのです。「1回打ったから安心」と2回目以降を先延ばしにしてしまうと、この抗体の切れ目(いわゆるワクチンギャップ)を埋められないまま、感染リスクの高い時期を無防備で過ごすことになりかねません。
狂犬病予防接種についても「登録さえ済ませれば数年に1回でよい」と誤解されることがありますが、狂犬病予防法では生後91日以上の犬を飼い始めた場合、30日以内に市区町村への登録を行い、その後は毎年1回の接種が義務付けられています。多くの自治体では春(4〜6月頃)に集合注射の案内はがきが届きますが、引っ越し直後で登録がまだの場合や、案内が届かなかった場合でも義務そのものはなくならないため、心当たりがあれば飼い主側から自治体の窓口に確認することをおすすめします。
※ 医学的な診断・効果を保証するものではありません。
詳しくは免責事項をご覧ください。
よくある質問
Q. 狂犬病予防接種は義務ですか?
A. はい。日本では狂犬病予防法により、生後91日以上の犬の飼い主には、市区町村への登録と年1回の狂犬病予防接種が義務付けられています。
Q. 猫にもワクチンは必要ですか?
A. 猫にも混合ワクチンがあり、完全室内飼いの猫でも、飼い主が外から病原体を持ち込む可能性があるため、接種が推奨されています。屋外に出る猫は特に感染リスクが高いとされています。