間取り図の記号辞典(PS・MB・WICとは?)
PS
パイプスペースの略。ガス管や水道管などの配管が通っているスペースです。
この結果について
物件情報サイトやチラシの間取り図には、限られたスペースに情報を詰め込むため、アルファベットの略語が数多く使われています。図面だけを見ていると気づきにくいものの、実際に住み始めてから「ここは何のスペースだったのか」と戸惑うことも少なくありません。あらかじめ意味を知っておくことで、複数の物件を比較検討する際に部屋の使い勝手をイメージしやすくなります。
特に注意したいのが、PS(パイプスペース)とMB(メーターボックス)です。どちらも配管や電気・ガス・水道のメーターが収まっているスペースで、点検のために家具を置けなかったり、扉の前を空けておく必要があったりします。図面上は居室のように見えても、実際には家具配置の自由度が下がることがあるため、内見時に壁の出っ張りとして位置を確認しておくと安心です。反対にWIC(ウォークインクローゼット)やSIC(シューズインクローゼット)、CL(クローゼット)は収納力を左右するポイントで、同じ床面積の物件を比較する際の判断材料になります。
LDK・DKといった表記にも、実は明確な基準があります。不動産の表示に関する公正競争規約では、居室が1部屋の物件の場合、ダイニングキッチンとして表示できるのは4.5畳以上、リビングダイニングキッチンとして表示できるのは8畳以上の広さが目安とされ、居室が2部屋以上ある場合はそれぞれ6畳以上、10畳以上が基準になるとされています。同じ広さのキッチンスペースでも、居室数によってLDKと表示できるかDKにとどまるかが変わる仕組みで、図面上の「LDK」という表記だけで実際の広さを判断しないほうが安全です。またUB(ユニットバス)は、浴槽・洗い場に加えて便器や洗面台までが一つの空間に収まった「3点ユニットバス」を指すことが多く、単身向けの物件でよく見られます。掃除の手間が少なく済む一方、湯船に浸かる際にトイレ空間まで湿気が及びやすいという特徴もあり、風呂とトイレが独立した「バストイレ別」の物件と比較検討する際のポイントになります。RF(ルーフバルコニー)は下階の屋根部分をそのまま利用しているため、上に屋根がなく雨や直射日光を遮るものがない点も押さえておきたいポイントです。防水加工された屋根の上に成り立つスペースのため、大型のプランターや重い家具を置くと防水層を傷める可能性があり、耐荷重の範囲内で使うよう案内されている物件が多くあります。
こうした略語の使い方は多くの不動産会社で共通していますが、まれに図面の作成元によって表記が異なることもあります。気になる記号や、面積・形状が図面だけでは判断しづらい部分があれば、内見の際に担当者へ直接確認しておくと、契約後のイメージのずれを防げます。
※ 実際の状況は環境や条件により異なる場合があります。
詳しくは免責事項をご覧ください。
よくある質問
Q. 間取り図の記号は全国共通ですか?
A. 多くの不動産会社・物件情報サイトで共通して使われる略語ですが、まれに独自の表記が使われることもあります。不明な記号がある場合は、不動産会社に直接確認するのが確実です。
Q. PSがある部屋はデメリットがありますか?
A. PS(パイプスペース)がある場所は、配管点検のために家具の配置に制約が出ることがあります。内見時に位置を確認しておくと安心です。