くらしの答え

数珠の選び方(宗派別の特徴)

略式数珠(宗派を問わない)

一重の輪になった片手数珠で、宗派を問わず使えるとされています。数珠を1つだけ持つ場合は、これを選ぶ方が多いです。

この結果について

数珠(念珠)は本来、宗派ごとに正式な形や玉の数が定められていますが、日常的に葬儀や法要に参列する際は「略式数珠」と呼ばれる、宗派を問わず使える一重の数珠を持つ方が多くなっています。

正式な数珠を用意する場合は、自分の家の宗派に合わせるのが基本ですが、参列先の宗派に合わせる必要はないとされています。数珠は「自分の信仰する宗派のものを持てばよい」という考え方が一般的です。

数珠の色や珠の素材(水晶・木製など)に厳密な決まりはあまりなく、慶事・弔事どちらにも使えるものを1つ持っておくと便利です。迷った場合は仏具店で相談することをおすすめします。

数珠は男性用・女性用で玉の大きさが分けられているのが一般的です。男性用は主玉が大きく重厚な印象のものが多く、女性用は主玉が小さく上品な印象のものが多いとされています。子ども用のサイズを扱う店舗もあるため、家族分をまとめて揃える場合は手のサイズに合わせて選ぶとよいでしょう。

使うときは、合掌した両手にかけて軽く挟むように持つのが基本的な使い方とされています。持ち歩く際は畳や椅子に直接置かず、専用の数珠袋に入れておくと房が傷みにくく、バッグの中で他の荷物に絡まる心配も減らせます。

成人祝いや法要の機会に、数珠が贈り物として渡されることもあります。ただし数珠は本来「自分に合うものを自分で選ぶ」という考え方もあるため、贈る場合は事前に本人の希望を確認してから選ぶとより丁寧です。専用ケースに入れて保管すれば、長く大切に使い続けられます。

長く使っていると房がほつれたり、玉を通す紐が緩んだりすることがあります。自分で修理するのは難しいため、購入した仏具店に持ち込んで紐の交換や房の付け替えを依頼できる場合が多いです。

本式数珠の主玉が108個とされているのは、仏教において人間には108種類の煩悩(ぼんのう)があるという考え方に由来するといわれています。一つ一つの珠が煩悩に見立てられ、指でつまぐりながら念仏や真言を唱えることで、その数だけ煩悩を払うという意味合いが込められているとされています。略式数珠など主玉の数が少ないタイプも、54個・36個・27個・18個など108を割り切れる数で作られていることが多く、これは携帯しやすさを優先しつつも108という数の意味合いを残そうとした結果と考えられています。また、意外と知られていないマナーとして、数珠は基本的に人に貸し借りするものではないとされている点があります。数珠はお守りのように持ち主の分身として扱われる考え方があり、法要の場で数珠を忘れてしまった場合でも、他人から借りるのではなく、手を合わせるだけで参列しても失礼にはあたらないとされています。子どもが生まれた際や成人の節目に、自分用の数珠を新しく用意する家庭が多いのもこうした考え方が背景にあります。

実際の状況は環境や条件により異なる場合があります。

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よくある質問

Q. 自分の家の宗派がわからない場合はどうすればいいですか?

A. 略式数珠(片手数珠)であれば、宗派を問わず使えるとされています。宗派がわからない場合や、様々な場の弔事に参列する機会が多い場合は、略式数珠を1つ持っておくと安心です。

Q. 数珠は貸し借りしてもいいですか?

A. 数珠は本来、持ち主の身を守るお守りのような意味合いも持つとされ、貸し借りは避けるのがマナーとされています。忘れた場合は持たずに参列しても失礼にはあたらないとされています。

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