のし紙のマナーがわからない…贈り物に恥をかかないための早見ガイド
公開日: 2026年7月9日 / 更新日: 2026年8月3日
出産内祝いや快気祝いなど、お返しの品を贈るときに必ず登場する「のし紙」。水引の結び方や表書きの文字には、それぞれ意味があり、間違えると「常識がない」と思われてしまうことも。ここでは、贈り物選びとあわせて確認しておきたいポイントを紹介します。
水引の結び方には意味がある
水引の結び方には「結び切り」と「蝶結び」の2種類があり、それぞれ込められた意味が異なります。結び切りは「一度きりであってほしいお祝い事」(結婚・快気祝いなど)、蝶結びは「何度あってもよいお祝い事」(出産・進学など)に使われます。贈答品によっては、のしが最初から印刷されているものと、別途かけ紙を用意する必要があるものがあります。
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「内のし」と「外のし」、迷ったときの選び方
のし紙のかけ方には、包装紙の内側にのしをかける「内のし」と、包装紙の外側からのしが見える「外のし」の2種類があります。宅配便で内祝いを送る場合は、配送中にのし紙が汚れたり破れたりするのを防げること、また控えめに贈り物の気持ちを伝えられることから、内のしを選ぶ人が多い傾向にあります。一方、快気祝いのお返しやお祝い事の品を直接手渡しする場合は、渡した瞬間に贈答の目的がひと目でわかる外のしが好まれることが多いようです。ただし、この使い分けは地域や店舗によって慣習が異なり、「内祝いは必ず内のし」と一律に決まっているわけではありません。百貨店やギフトショップの多くは、注文時に内のし・外のしを選べるようになっているため、判断に迷ったときは、贈る相手の地域の慣習に合わせるか、店頭やオンラインストアの注文画面で選択肢を確認しておくと安心です。なお、内のしと外のしは基本的に追加料金がかからない場合がほとんどで、費用面での違いはなく、あくまで見せ方の違いと考えて選んで問題ありません。また、小さな箱や個包装の品には、包装紙全体にかける正式なのし紙の代わりに、短冊状の小さな「短冊のし」が使われることもあります。短冊のしは簡易的なものと見られることもあるため、目上の方への改まった贈り物では、できるだけ正式なのし紙を選んでおくと、より丁寧な印象になります。反対に、友人や親しい同僚への気軽なお返しであれば、短冊のしでも失礼にあたらないケースがほとんどなので、贈る相手との関係性や贈答の格式に応じて使い分けるとよいでしょう。
名入れの書き方にもマナーがある
のし紙の下段には、贈り主の名前を入れるのが一般的です。個人であればフルネーム、夫婦連名であれば夫の名前を中央に書き、その左に妻の名前を添える形が多く用いられています。会社やグループで贈る場合は、代表者名の右側に「他一同」と添えたり、全員の名前を書ききれない場合は別紙に一覧を添えたりする方法もあります。文字は薄墨ではなく、濃い黒の筆文字で書くのが内祝いや慶事のマナーとされています。
地域や宗派による違いにも注意
水引の色や本数、表書きの言葉は、地域や宗派によって細かな慣習の違いが見られることがあります。例えば、関西の一部地域では慶事に「あわじ結び」の水引が好まれるなど、全国一律ではないケースもあるようです。迷ったときは、贈る相手の地域の慣習に詳しい親族や、百貨店・専門店のギフトカウンターに相談すると、失礼のない形を選びやすくなります。
表書きの文字(内祝・御礼など)は、贈る目的によって使い分けます。具体的な文言の早見表や、お返しの金額の目安は、下の関連ツールでご確認ください。
よくある質問
Q. 水引が結び切りと蝶結び、どちらを選べばいいですか?
A. 結婚祝い・快気祝いなど「繰り返したくないお祝い」には結び切り、出産祝い・お中元など「何度あってもよいお祝い」には蝶結びを使うのが基本とされています。
Q. 夫婦連名でのし紙に名前を入れる場合の書き方は?
A. 中央に夫の名前を書き、その左側に妻の名前を添える形が一般的とされています。会社やグループで贈る場合は代表者名の右に「他一同」と添える方法もあります。
Q. 地域によってのしのマナーは違いますか?
A. 水引の色や本数、表書きの言葉に地域差や宗派による慣習の違いが見られることがあります。迷ったときは親族や百貨店のギフトカウンターに相談すると安心です。