くらしの答え

避難所に行かない「在宅避難」、何を備えておけば安心?

公開日: 2026年7月8日 / 更新日: 2026年8月3日

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大きな地震や台風が発生しても、自宅に倒壊や浸水などの危険がなければ、避難所に行かず自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢があります。プライバシーが保てる、住み慣れた環境で過ごせるといったメリットがある一方、電気・水道・ガスといったライフラインが止まった状態で生活する必要があるため、事前の備えが欠かせません。

まず備えたい「水・食料・情報」

在宅避難で最優先すべきは、水と食料の備蓄です。一般的に1人あたり1日3リットルの水、最低3日分(できれば1週間分)の非常食が目安とされています。あわせて、停電時にスマートフォンの充電が切れると、情報収集の手段を失ってしまうため、モバイルバッテリーの備えも重要です。

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停電が長引いても、太陽光で充電できるタイプなら安心感が違います。

停電が長引いても家族との連絡手段や情報収集の手段を確保できます。

モバイルバッテリーは容量で選び方が変わる

モバイルバッテリーは容量(mAh)によって使える日数の目安が大きく変わります。5,000mAh前後の小型タイプはスマートフォンを1〜1.5回分フル充電できる程度で、日帰りの外出用には便利ですが、停電が数日続く災害時にはやや心もとない容量です。10,000〜20,000mAh程度あれば、スマートフォンを3〜4回充電でき、家族2人分の連絡手段を数日間維持しやすくなります。さらに30,000mAh以上の大容量タイプやソーラーパネル付きのモデルであれば、停電が1週間以上続いた場合でも、日中の太陽光で継続的に充電しながらスマートフォンやラジオを使い続けられます。ただし大容量タイプは重量が1kg近くになるものも多いため、持ち出し袋に入れる際は他の荷物とのバランスも考慮しておくとよいでしょう。

トイレの備えも忘れずに

断水時に見落とされがちなのがトイレです。水が流せなくなると、通常のトイレは使えなくなってしまいます。凝固剤付きの携帯トイレを、家族の人数×日数分用意しておくと、衛生面での不安を減らせます。

停電・断水が長引いたときの過ごし方

大規模災害では、電気や水道の復旧に数日から場合によっては1週間以上かかることがあります。冷蔵庫が使えなくなることを想定し、常温保存できる食料を中心に備えておくと、停電初期の食事に困りにくくなります。また、カセットコンロとガスボンベがあれば、断水中でもお湯を沸かしたり温かい食事を用意したりでき、精神的な負担も和らぎやすいといわれています。ガスボンベは1本あたり約1時間使用できるとされているため、最低でも数本はストックしておくと安心です。

情報収集の手段を複数用意しておく

停電時はスマートフォンだけに頼っていると、基地局の被災や充電切れで情報が途絶えてしまうリスクがあります。乾電池式または手回し充電式のラジオを1台備えておくと、スマートフォンが使えない状況でも自治体からの避難情報や交通情報を得られます。家族の安否確認方法(災害用伝言ダイヤル171や、SNSでの安否報告の仕方)を事前に話し合っておくことも、いざというときの安心につながります。

ペットがいる家庭の備えも忘れずに

ペットを飼っている家庭では、人間の分だけでなくペット用の水・フード・トイレ用品も備蓄しておく必要があります。普段食べ慣れたフードが手に入らなくなると、ストレスで体調を崩してしまうペットもいるため、最低でも5日分程度のフードと水を別途用意しておくと安心です。キャリーバッグや首輪に着けられる迷子札も、いざ避難が必要になったときのために備えておきたいアイテムのひとつです。

備蓄量は家族構成によって変わる

必要な備蓄量は、家族の人数やペットの有無、赤ちゃん・高齢者・持病がある方の有無によって変わります。自分の家庭に必要な水・食料の量を具体的に知りたい方は、下の関連ツールの防災備蓄計算をご活用ください。

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よくある質問

Q. 在宅避難と避難所生活、どちらを選べばいいですか?

A. 自宅が倒壊・浸水などの危険がなく安全に過ごせる場合は、プライバシーが保てる在宅避難が選ばれることが多いです。ただし、自宅に危険が及ぶ可能性がある場合は、迷わず避難所などの安全な場所に避難してください。

Q. 非常食はどのくらいの量を備えておくべきですか?

A. 最低3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。家族の人数分の水・食料を計算する際は、下の関連ツールの防災備蓄計算も参考にしてください。

Q. 断水中のトイレはどう対処すればいいですか?

A. 水が流せない状態で通常通り使用すると、下水管の逆流や悪臭の原因になることがあります。凝固剤付きの携帯トイレを既存の便座にセットして使う方法が一般的で、家族の人数×使用日数分を目安に備蓄しておくと安心です。

Q. スマートフォン以外に情報収集の手段は必要ですか?

A. 停電が長引くと充電が切れたり基地局が被災したりして、スマートフォンだけでは情報が得られなくなることがあります。乾電池式・手回し充電式のラジオを1台備えておくと、通信状況に左右されずに情報を得やすくなります。

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