賞味期限と消費期限の違い(食品別の目安)
一般的な表示
消費期限
傷みが早いため、期限内に食べきるのが基本とされています。
この結果について
「賞味期限」は、未開封の状態で正しく保存した場合に「おいしく食べられる」品質を保証する期限の目安です。期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではないとされています。一方「消費期限」は、傷みやすい食品に表示される「安全に食べられる」期限で、過ぎたら食べないことが基本的な考え方です。
どちらの期限も、食品メーカーが保存試験などをもとに、品質が保たれる期間よりも短めに安全マージンを見込んで設定しているとされています。そのため、賞味期限を少し過ぎた食品がすべて危険というわけではありませんが、これはあくまで一般的な考え方であり、判断に迷う場合は口にしないことが無難です。
製造からおおむね5日以内に品質が急速に劣化する食品には消費期限、それ以外の比較的傷みにくい食品には賞味期限を表示するのが一般的な考え方とされています。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、必ず商品パッケージの表示を確認してください。
近年は、賞味期限が残っているにもかかわらず廃棄されてしまう「食品ロス」も話題になっています。賞味期限は「食べられなくなる日」ではなく「品質が最も良い状態の目安」であることを理解しておくと、必要以上に早く食品を処分してしまうことを防ぐ助けになります。
缶詰やカップ麺のように保存性の高い食品は賞味期限を多少過ぎてもすぐに品質が大きく落ちるわけではないとされる一方、卵のように「生で食べられる期限」を賞味期限として表示している食品もあります。卵は期限を過ぎても十分に加熱すれば食べられる場合が多いとされていますが、状態をよく確認することが大切です。食品のカテゴリによって期限の意味合いが異なる点を知っておくと、必要以上に不安になったり、逆に油断したりすることを防げます。
どちらの期限も、表示された保存方法(要冷蔵・要冷凍など)を守っていることが前提です。開封後は期限に関わらず、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
消費者庁のガイドラインでは、賞味期限は食品メーカーが理化学試験(成分変化などの測定)・微生物試験・官能検査(味やにおいの評価)を行って割り出した「品質が保持できる期間」に、あらかじめ0.8程度(食品によって0.7〜0.9の幅がある)の「安全係数」を掛けて設定することが推奨されています。つまり、科学的に品質が保たれると確認された期間よりも、実際に表示される賞味期限は最初から2〜3割ほど短く設定されているのが一般的で、これが「賞味期限を少し過ぎてもすぐに品質が落ちるわけではない」とされる根拠の一つになっています。ただしこの安全係数は法律上の義務ではなくガイドライン上の推奨であり、実際の係数の大きさはメーカーや食品によって異なります。
よくある質問
Q. 賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではないのですか?
A. 賞味期限は「おいしく食べられる期限」の目安であり、安全に食べられるかどうかの期限ではありません。ただし保存状態によって劣化の速さは変わるため、見た目・におい・味に違和感がないか必ず確認してください。
Q. 消費期限が切れた食品は絶対に食べてはいけませんか?
A. 消費期限は「安全に食べられる期限」として設定されているため、期限を過ぎた食品は食べないことが基本的な考え方とされています。特に生鮮食品やお弁当・惣菜など傷みやすい食品は注意が必要です。
Q. 冷蔵庫で保存すれば期限は延びますか?
A. 期限は決められた保存方法(要冷蔵・要冷凍など)を守ることが前提になっています。表示された保存方法を守っていない場合、期限内でも品質が早く劣化することがあります。
Q. 開封後も表示された期限まで安心して食べられますか?
A. 多くの賞味期限・消費期限は未開封の状態を前提に設定されています。一度開封した食品は、期限に関わらずできるだけ早く食べきるのが基本です。