台風シーズン前に備えたい、窓ガラスの飛散防止対策
公開日: 2026年7月9日 / 更新日: 2026年8月3日
台風シーズンが近づくと、事前の備えとして真っ先に思い浮かぶのが「窓ガラス」の対策です。強風で飛んできた物が窓に当たり、ガラスが割れて室内に飛び散るケースは、台風の被害としてたびたび報告されています。
飛散防止フィルムが果たす役割
窓ガラス用の飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際に破片が飛び散るのを抑える効果が期待できるとされています。養生テープを窓に貼る方法も知られていますが、あくまで簡易的な対策であり、繰り返し使えるフィルムタイプの方が、日常的な備えとしては扱いやすいという声もあります。
雨戸・シャッターとの組み合わせも検討
飛散防止フィルムは割れたガラスの破片の飛散を抑える効果が期待できるとされていますが、ガラス自体の破損を完全に防ぐものではありません。雨戸やシャッターがある窓には、台風接近前に閉めておくことで、飛来物がガラスに直接当たるリスクそのものを減らせます。
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フィルムの厚みと価格帯の目安
飛散防止フィルムは、厚みを示す「ミクロン(μm)」という単位で製品が分けられており、一般的な住宅向けには50〜100ミクロン程度の厚みが多く使われています。厚みが増すほど飛散防止効果は高まりやすいとされていますが、その分フィルム自体の価格も上がり、100ミクロン前後の住宅向け普及品は1枚(1畳サイズ相当)あたり1,000円〜2,000円程度、200ミクロン以上の厚手タイプになると2,000円〜4,000円程度が目安です。窓の枚数が多い住宅では、全ての窓に高価な厚手タイプを使うと費用がかさむため、道路に面した窓や寝室など、優先度の高い窓から厚手タイプを選び、その他は標準的な厚みのフィルムにするといったメリハリのある選び方も現実的な対策です。なお、フィルムには紫外線カットや飛散防止に特化したタイプ、防犯性能を高めたタイプなど機能の違いもあるため、目的に応じて適したものを選ぶ必要があります。「フィルムを貼れば窓が絶対に割れなくなる」という誤解も見られますが、実際にはフィルムはあくまで割れたガラスの飛散を抑えるためのものであり、強い衝撃を受ければガラス自体は破損します。窓の防御力を高めたい場合は、フィルムに加えて雨戸やシャッターの活用、飛来物になりやすい庭のプランターや物干し竿を事前に室内へ収納しておくといった対策もあわせて行うことが重要です。フィルム・雨戸・室内への物の取り込みという複数の対策を組み合わせることで、単体では防ぎきれないリスクを重層的にカバーできるようになります。フィルムは一度貼れば数年単位で使い続けられる製品が多いため、台風シーズンが本格化する前の梅雨明け前後など、比較的天候が落ち着いている時期に施工しておくと、慌てて作業する必要がなくなります。
フィルムを貼る際の注意点
飛散防止フィルムは、ホコリや油分が残った状態で貼ると気泡や浮きの原因になるため、窓ガラスをしっかり清掃してから施工することが推奨されています。カーブしたガラスや網入りガラスなど、対応できないガラスの種類もあるため、事前に製品の適合条件を確認しておきましょう。
台風・地震の事前準備でチェックしておきたい項目は、下の関連ツールのチェックリストでご確認ください。
よくある質問
Q. 養生テープを窓に貼るだけでも効果はありますか?
A. ガラスの飛散をある程度抑える効果は期待できるとされていますが、飛来物による直接的な破損自体は防げません。より高い安全性を求める場合は、飛散防止フィルムや雨戸の活用が推奨されています。
Q. 飛散防止フィルムは自分で貼れますか?
A. 多くの製品はDIYでの施工を想定していますが、気泡が入らないよう水貼りが必要なタイプもあります。窓の枚数が多い場合は、業者への依頼を検討するのも一つの方法です。
Q. 雨戸がある窓にもフィルムは必要ですか?
A. 雨戸を閉めることで飛来物のリスクは大きく減らせますが、停電などで雨戸を閉め忘れる可能性も考えられるため、フィルムを併用しておくとより安心です。