数珠、どれを選べばいい?宗派と価格帯からわかる選び方
公開日: 2026年7月9日 / 更新日: 2026年8月3日
急なお葬式の知らせを受けて、「数珠を持っていない」と気づいたことはありませんか。数珠は仏式の弔事に参列する際に持っておきたい大切な道具ですが、宗派によって正式な形が異なるため、選び方に迷う方も多いようです。
略式数珠なら宗派を問わず使える
数珠には、宗派ごとに定められた珠の数や形を持つ「本式数珠」と、どの宗派でも使える「略式数珠」があります。自分の宗派がはっきりしない場合や、様々な宗派の葬儀に参列する機会がある方は、まず略式数珠を1つ持っておくと、いざというときに慌てずに済みます。
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数珠の持ち方・扱い方の基本マナー
数珠は、焼香をする際に左手に掛けて右手を合わせる、もしくは両手を合わせて親指で軽く数珠を挟むといった持ち方が一般的とされています。宗派によって細かい作法は異なりますが、共通して大切にされているのは、数珠を畳や椅子の上に直接置かないことです。バッグやポケットに入れたままにせず、房を下にして丁寧に扱うことが基本的なマナーとされています。また、数珠は貸し借りをしないのが望ましいともいわれており、一人にひとつ用意しておくのが安心です。
房のデザインで印象も変わる
数珠は珠の素材だけでなく、房の色やデザインによっても印象が変わります。慶事・弔事どちらにも使いたい場合は、落ち着いた色合いの房を選ぶと使いやすくなります。長年使ってく中で房がほつれてきた場合は、房のみを付け替えられる仏具店もあるため、珠の状態が良ければ買い替えずに修理して使い続けるという選択肢も検討してみるとよいでしょう。
価格帯は素材によって大きく変わる
数珠の価格は、素材によって大きな差があります。合成樹脂やガラス製の略式数珠であれば、1,000円台〜3,000円程度で購入できるものが多く、急な訃報でとりあえず1つ用意したい場合にも選びやすい価格帯です。水晶やオニキス、虎目石といった天然石を使った数珠になると、5,000円〜1万5,000円程度が目安となり、素材の透明感や色合い、手に持ったときの重みなど質感の違いも楽しめます。淡水パールや希少な天然石、菩提樹の実などを使った上質な数珠になると、2万円を超えるものも珍しくありません。数珠は頻繁に買い替えるものではなく長く使い続ける道具のため、まずは略式数珠を手頃な価格帯で1つ揃えておき、必要に応じてより質の良いものへ買い替えていくという選び方をする人も多いようです。なお、数珠の珠数(たまかず)にも意味があり、正式な本式数珠は基本的に108個の珠で構成されているとされ、これは煩悩の数を表すという説がよく知られています。略式数珠は本式よりも珠数を少なくして輪を小さくしたもので、片手で扱いやすいように作られている点が特徴です。価格だけで選ぶのではなく、珠の大きさが自分の手のサイズに合っているか、房の長さが邪魔にならないかといった実際の使い心地も、店頭で手に取って確認しておくと失敗が少なくなります。一般的に、男性用の数珠は珠の直径がやや大きめ(10〜12mm程度)、女性用は小ぶり(6〜8mm程度)に作られていることが多く、手のひらの大きさに合わせて選ぶとバッグの中でもかさばりにくくなります。ネット通販で購入する場合は、珠の直径や全体の長さがミリ単位で記載されていることが多いため、実物を確認できない分、こうした数値表記をチェックしておくと安心です。
香典の金額の目安や、参列時の服装マナーについては、下の関連ツールもあわせてご確認ください。
よくある質問
Q. 自分の宗派がわからない場合はどうすればいいですか?
A. 宗派を問わず使える「略式数珠」を1つ持っておくと安心です。実家や親族に確認できる場合は、事前に確認しておくとより丁寧です。
Q. 数珠の正しい持ち方はありますか?
A. 焼香の際は左手に掛けて右手を合わせる、もしくは両手を合わせて親指で軽く挟むのが一般的とされています。畳や椅子に直接置かず、房を下にして丁寧に扱うのがマナーです。
Q. 数珠は人から借りてもいいですか?
A. 数珠は貸し借りをしないのが望ましいとされています。急な参列でも慌てないよう、一人にひとつ、自分用の数珠を用意しておくと安心です。